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あなたは同窓会などで久しぶりに会った友人と、お互いに「昔と変わらないね」などと言葉をかわしたことがあるのではないでしょうか。
この「変わらない」部分であり、「その人らしい」と言われる部分が「性格」と呼ばれるものなのです。
最近は心理学がブームなので、心理学自体がこのような性格を見抜く学問であるかのように思われている面がありますが、性格を研究していく分野は人間の心の大きな全体を認識するための一部分の試みにすぎません。
ですから、性格についての文章などで一喜一憂するのは馬鹿らしいことだと思います。
心理学の講座で学ぶということは、そんな心理学の正しい姿を知っておくためにとてもよいことなのではないでしょうか。
性格は、「比較的一貫したその人の行動傾向」との定義づけがされています。
しかし一方私たちの周りの環境は生きている限り、必ず絶えることなく変化していきます。
「変わらない」性格と「変わる環境」との間で、絶えず行動を調整していくことがなされなければうまく生きていけないことになります。
環境と性格との間で一定の均衡状態が保持されることを「適応」といい、環境との間で性格が食い違ってしまうことを「不適応」といいます。
そして、この環境に不適応である状態から適応している状態への変化を支援する方法を模索する分野を「臨床心理学」といっています。
やっと心理学の講座でお馴染みの「臨床心理学」が出てきましたね。
不適応が続くと世間で一般的には「心の病」になったと考えられますが、このような状態は誰でもなることがあります。
日によってそういう日もある、ということはみなさんも感じているのではないでしょうか。
そのこともあって、心理学では「患者」という言葉を使わないで「クライエント(依頼人)」と言う言葉を使います。
医療の分野でも、この呼び名を使うこともありますよね。
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