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近年では私たちの生活のあらゆるところにコンピュータが入りこんでいます。
このコンピュータは開発当初から、私たち人間の頭脳と似た働きをすること、いわゆる「人工知能」としての役割が期待されていました。
つまり、人間の知能を機械的な情報処理を行うシステムとしてとらえている、ということになります。
人間の知能は、経験したことを整理し、知識として蓄え、それをもとに新しい事態に対する理解を進める。
これと同じような情報処理システムとコンピュータに持たせた結果、コンピュータは人間よりさらに多くの情報を処理するようになっています。
心理学の講座とコンピュータが繋がっているなんて、不思議な気分ですよね。
しかし、どれほど優れたコンピュータでも人間とは多くの点でことなっています。
たとえばコンピュータは何台にも同じ知識を持たせることが可能ですが、人間はそうはいきません。
「推論」や「直感」といった機能が人間にはあるために、それぞれが固有の知識内容を形作り、個人差が生まれるからです。
人間が未知の状況に遭遇すると、今までの知識を使って結論に達しようとします。
そして推論が使えない場合は、直感による判断も行います。
コンピュータにはこういう機能は十分ではありません。
こうしてコンピュータを人間に近づけるために、知能というよりも人間の認識の仕方を総合的に研究しようとする分野が、「認知心理学」と呼ばれる分野なのです。
心理学はこのように、新しい分野を次々に作りだしているのですね。
でも私はコンピュータが苦手なので、この講座はあまり受けたくないかもしれません(笑)。
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